収蔵作品の感想。『バットマン;ロングハロウィーンvol.2』

2014-07-02

立て続けにいきましょう。『ロングハロウィーンvol.2』の感想です。

longhalloween2

お話は。事件はハロウィーンの日に始まった。謎の連続殺人犯「ホリディ」は祝日に合わせて人を殺し続け、ゴッサム市警、検察、バットマンはホリディを捕まえられずにいた。一体ホリディとは何者なのか?マフィアの関係者が次々と殺害され、ゴッサムシティの暗黒街の主役はマフィアからタイツを身につけた「フリークども」に移っていく。そして、ついにホリディの正体が明らかになる・・・というもの。

本作は、『ロングハロウィーンvol.1』の続きで、『ロングハロウィーン』の完結編です。重大なネタバレはありませんので、そこらへんはご安心ください。

本作の冒頭、アーカム刑務所からはヴィラン(悪党)たちが脱走し、物語はいよいよ佳境に入ります。ローマンとブルース・ウェインの意外な因縁が明らかになり、ローマンファミリーとマローニファミリーの関係が悪化、抗争に突入し、ホリディの殺人は続きます。

ハービー・デントがホリディなのではないかという疑念はバットマンの中で更に大きくなる一方、デントはある事件でトゥーフェイスに変貌してしまうんですね。

ホリディの正体は明らかになるんですが、容疑者の証言にはそれぞれ食い違いがあり、さながら芥川龍之介の『藪の中』の様相を呈してきます。誰が話していることが本当で、誰が嘘をついているのか。どの話も本当のような気もするが、怪しい点も同時に存在する。

バットマンの登場から2年足らずでマフィアの時代は終わり、コスチュームをまとったヴィラン達が、ゴッサムシティの犯罪者の主流になっていきます。『バットマン;イヤーワン・イヤーツー』、『ロングハロウィーンvol1』、『同vol.2』は、「ブルース・ウェインは如何にしてバットマンとなったのか」を知るのに最適な作品だと思います。迷ったらこの3冊から読んでみてはいかがでしょうか。

あ、ホリディが誰だったかについては、こちらのサイトに詳しい考察が載っておりますので、興味のある方は是非リンク先をお読みになってください。


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