アメコミ・海外コミックス用語集


<あ行>
・アークエネミー
宿敵、ライバルヴィランのこと。

・アーティスト
広義では、制作に関わった作家のこと。とりわけ主にペンシラーを指す場合が多い。 狭義では、下書きからペン入れなど、ペンシラー~インカーなど複数の工程を1人で行なうアーティストを指す。

・アマルガム・コミックス(Amalgam Comics)
1996年に行われたクロスオーバー「MARVEL vs DC」によって誕生したコミックス。両社のキャラクターを合体させたヒーロー達が活躍する(例えば、キャプテン・アメリカとスーパーマンが合体して、「スーパーソルジャー」というキャラクターになっている)。

・アルターエゴ
ヒーローやヴィランの本名のこと。

・イメージ・コミックス(Image Comics)
「スポーン」のトッド・マクファーレンとジム・リーらが設立したアメコミ出版社。

・インカー
ペンシラーが描いた原画にペン入れする人。

・ヴィレッジブックス
アメコミ及びBD、海外コミックスを翻訳して出版しているありがたい会社。

・ヴィラン
悪党・悪役。ヒーローの対義語。 代表的なヴィランは、マーベルだとマグニートー、ヴェノム、Dr.ドゥームなどで、DCではジョーカー、レックス・ルーサーなど。

・エッセンシャル
マ-ベルコミックスから発行されている、大量のエピソードを一冊にまとめた単行本。たくさんのエピソードが収められているが、TPBと異なり白黒で収録されている。主に各作品の最初期エピソードをまとめたものが多い。DCには、エッセンシャルと同様のコンセプトを持つ、ショーケース・プレゼンツがある。

・オリジン
キャラクターの誕生した経緯のエピソードのこと。出生からを描いているケースは少なく、そのキャラクターが能力を身につけるまでの話を指すことが多い。

・オンゴーイング
現在進行しているシリーズのこと。終了の予定が無く、今後も刊行が続いていくもの。とは言え、人気が無ければあっという間に打ち切りに。

<か行>
・クライシス
DCコミックスでの大規模なクロスオーバーを表す言葉。単にクライシスという場合、1985年のイベントである「クライシス・オン・インフィナイト・アース」を指す。このイベントにより、DCコミックスは創刊以来50年間積み重ねて来た世界観を一新した。

・グラフィックノベル
大人向けに描かれた重厚な内容を持つコミック。「単行本」という意味で使われることもある。

・クロスオーバー
作品間の垣根を越えて複数のキャラクターが競演するエピソード。アメコミの特徴のひとつで、作品世界を揺るがす大規模なストーリーがクロスオーバーの中で展開される。作品の垣根だけでなく、出版社を越えてのクロスオーバーも数多く存在し、その場合はインターカンパニー・クロスオーバーと呼ばれる。

・光文社
70年代にアメコミを翻訳し出版していた会社。今は「JJ」を出版している。

・コードネーム
ヒーローやヴィランが公の場で活動するときの呼び名。全てのキャラクターがこれを持っているわけではない。

・コミックス・コード
コミックブックの暴力表現と性的表現が未成年読者に悪影響を危惧する世間の非難を回避するため1954年に業界に設けられた倫理規定。規定は暴力描写、題名や作品中で使って良い単語にまで及び、これを遵守すると作品の表現の自由度が下がってしまうものだった。2011年まで存在していたが、DCコミックスがコミックス・コード遵守を止め、他の出版社がそれに追随したため、廃止となった。これに代わって各社は独自のレーティングシステムを導入した。

・コンティニティ
アメコミにおける「継続的な設定」等を指す。しかし、この設定が無視されることもある。

<さ行>
・サイドキック
ヒーローの相棒、助手のこと。バットマンにおけるロビン、キャプテンアメリカにおけるバッキー、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズにおける小林少年など。

・小学館集英プロダクション
90年代からアメコミを翻訳、出版している「小学館プロダクション」で、「小プロ」と略されることも多い。ありがたい会社。

・新潮社
2000年代にマーベルコミックスを翻訳、出版していた大手出版社。映画化展開にあわせ、「アルティメットX-MEN」「アルティメットスパイダーマン」を中心に邦訳。今は「新潮45」を出版している。

<た行>
・ダークホースコミックス
アメコミの出版社。マーベルコミックスとDCコミックスに次ぐ規模の出版社。「ヘルボーイ」や、フランク・ミラーの「シン・シティ」や「300」などを出版している。

・タイ・イン
大規模クロスオーバーが展開されている間、当該メイン・タイトルとは別のタイトルで同時進行するサイドストーリー。

・チーム・アップ
他誌にキャラクターが出張すること。また、その作品。

・DCコミックス
マーベルと並ぶ二大アメコミ出版社のうちのひとつ。「スーパーマン」「バットマン」「ザ・フラッシュ」「JLA(ジャスティスリーグ)」などを出版している。

・TPB
「トレードペーパーバック;Trade Paper Back」の略。日本でいうところの単行本。リーフで発行されたものがまとめられている。 これとは別に豪華な装丁のハードカバー(HC)も存在する

<な行>

<は行>
・ハードカバー
TPBよりしっかりとした装丁の本。表紙背表紙、紙質が豪華で、本によってはTPBで収録されない設定資料集、ライター、ペンシラーのインタビューなども収録されている。

・バックイシュー
バックナンバーのこと

・バリアントカバー
中身が同じ本で表紙が違うコミックの表紙のこと。バリアントカバーを全て集めると1つの巨大な絵が完成するものもあった。EXILEのような手法。

・プレビューズ
今後発売されるコミックやその関連グッズが載ったカタログのこと。純粋にカタログとして楽しむこともできるが、これによって新しい情報を得ることで、人気が高く売切れる可能性があるコミックや、逆に入荷される可能性の低いマイナーなコミックを入手できる。巻末にはコミックやDVD、英訳マンガなどの売上の一覧もある。

・パネル
日本語で言う「コマ」。—ページ「5コマ目」、とするところを、「panel.5」と表記する。

・ペンシラー
鉛筆等で下書きする、いわゆる原画担当者のこと。別の人がペン入れを担当する場合は、ペン入れ担当者のことをインカーという。

<ま行>
・マーベルコミックス
二大アメコミ出版社のひとつ。「X-MEN」「スパイダーマン」「アイアンマン」「ハルク」「アベンジャーズ」などを出版。「マーヴェル」「マーブル」「マーヴル」と表記されることもある。

・マキシシリーズ
やや長めのミニシリーズのこと。10~12話程度にまとめられている。

・魔法
何かを解決したりするのに便利に用いられる不思議な力のこと。説明は不能な力で、スーパーマンの弱点の一つ。

・ミニシリーズ
数冊で完結するシリーズのこと。全3~6号である場合が多い。

<や~よ>

<ら~ろ>
・ライター
原作(脚本)担当者のこと。ストーリー原作を担当する人。

・リーフ
一般的なアメコミの出版形態のことで、薄い冊子状になっている。この呼称は日本独自のもので、 海外ではコミックブックと呼ぶ。

・リトールド
語りなおしのこと。、キャラクターのオリジンが変更される際に使われる。

・リミテッドシリーズ
刊行が一年程度と決められた期間限定の刊行タイトルで、全12号前後である事が多い。

・レーティング・システム
推奨される読者を対象年齢別に分けたマーベルのシステム。裏表紙などに表記してある。上述の形骸化したコミックスコードに代わり、マーベルが始めた新しい自主規制コードのこと。 ALL AGES は全年齢対象、 A は9歳以上、T+ は13歳以上、 PARENTAL ADVISORY は15歳

以上、 MAX は18歳以上。

・レトコン
レトロアクティブ・コンティニュティの略。後付設定のこと。

<わ~ん>
・ワンショット
読み切りのこと。

<その他>
・#
刊行ナンバーを示す記号。第100号なら「#100」となる。

・*
脚注マーク。作中にこのマークがある場合、コマやページの端に解説が付いている事が多い。


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